建材のカテゴリーに「天井下地材」を追加しました。
当記事では、天井下地材に追加された製品や検索条件などについて解説します。
■天井下地材
2014年より天井脱落対策の規制が強化されたことを受けて、地震時に天井の脱落を防ぐために様々な対策が検討され、製品化されています。特定天井の条件に該当する場合は指定された方法による安全性の検証が必要になり、「その他の天井」に当たる場合では設計者の判断による安全性の検討が求められます。
※画像はこちらより引用:建築物における天井脱落対策の全体像(国土交通省)
フェノバSZ耐震断熱天井、イアルSZシーリングは、積水化学工業株式会社やマグ・イゾベール社との共同開発で誕生した軽量天井です。天井の軽量化は地震の際の被害を抑えることを目的としており、1㎡あたり2.0kg以下に抑えることで特定天井における「その他の天井」に該当します。
また仕上材に「フェノバボードフネンSZ」や「イアルボード」を用いていることで、軽量化だけでなく不燃性能や断熱性能、吸音性能が高くなります。
SZセイバーは、吊り天井ではなく構造体に直接下地を組み付けることにより地震時の天井の落下を防ぐ製品です。こちらも軽量天井と同様に特定天井における「その他の天井」に該当します。
UBシステムSNAP IN工法は、UBBARにパネルを嵌め込むことで簡単に施工できる天井システムです。仕上げに複合板パネルを利用すれば、目地幅を調整でき仕上がりを美しくできます。
漏水対策天井は、駅舎の漏水対策のために考えられました。「金属製の天井仕上材を受樋とする」発想で、天井裏に流れ込む雨水が人の目につく表面に現れることを防ぎます。また天井には様々な開口がありますが、適切な水見切りと専用のガスケットを設置することで漏水を天井裏に留めます。
[改修事例写真]
導水試験の内容は、こちらのページでご確認ください。
WAVE-S 9.5(12.5)不燃は、天井や壁で利用できるルーバー部材です。C38(野縁受け)にクリップ止めのみで簡単にルーバーが設置できます。様々なサイズがあります。