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曲面の壁を作る時の下地ボードの選定

設計をしている時に、動線を考えると曲面の壁にしたい、と思うことがありますよね?

図面では曲面の壁は簡単にかけてしまいますが、実際に建材を組み上げて曲面の壁を作る時にはどのような材料を使うことができるのでしょうか?

曲げられる下地ボードはせっこうボード以外にもあるのでしょうか?

建材選択クラウドtruss(トラス)ではこのような条件に当てはまる材料を絞りだすことが可能です。実際画面を見ながらどのような製品があるかみてみましょう。

建材選択クラウドtruss(トラス)ではこのような特徴についてはそれぞれの材料の選択画面左側でボタンを押すとそのような製品だけが右側のグラフに表示されるようになっています。「曲面施工」という特徴のボタンを押した結果が以下のグラフです。曲面施工可能な下地ボードだけをメーカー横断で見ることができます。

[ これは 建材選択クラウド truss の下地ボード検索画面です。]

上記画面のグラフ、水色の点は、せっこうボードを表していて、一つ一つの点が各石膏ボードメーカーさんが製造販売している商品です。(日本ではほぼ寡占市場になっており、吉野石膏とチヨダウーテの2社がシェアのほとんどを占めています)。

製品によって厚みの違いがいくつかあります。全体としてみなさんがよく下地ボードとしてすぐ思いつくせっこうボードは値段が安い傾向にあり、ほとんどの建物で使用されるのも納得ですね。

グラフは縦軸が厚み、横軸が公表されている設計単価となっており、グラフの右のエリアは、設計単価が高いエリアです。ここの領域にも幾つか商品があることがわかると思います。

なぜ高いのか?どのような理由があるのでしょうか。

茶色の点は、木質系セメント板です。

木質セメント板は断熱性、遮音性・吸音性、防・耐火性、調湿性、脱臭性をあわせもつ優れた材料です。 [ 引用元 : 全国木質セメント板工業会HP ]

木質系セメント板は上記の通り複数の機能を合わせ持っているため値段が高く設定されているようです。複合的に考えてこちらを使用した方が良ければこちらを選択することになるはずです。

濃いグレーの点はケイ酸カルシウム板です。

けい酸カルシウム板は、オートクレーブ処理をしているため、強く安定した結晶構造を持ち、結晶構造 を持たない他のボードと比べて経年変化、温湿度による変質・変形が少なく、安定した品質を持つ不燃材(不燃材料認定番号:NM-8576、NM-8578)です。 また、けい酸カルシウム板は軽量で加工性に優れ、断熱性能も兼ね備えています。 [ 引用元 : せんい強化セメント板協会HP    技術資料p3 ]

経年変化に強く、耐久性を重視する場合にはこちらを選ぶことも選択肢としてありえるかもしれません。けいカル板は軒先の天井等でも使われますね。同技術資料のp5の特徴をみると、他にも様々な機能があることがわかります。

検索条件で絞りグラフ上の選択肢として表示するだけでなく建材選択クラウドtruss(トラス) ではそういった特徴は、画面下部の検討リストの特徴で表示されます。そのため検討リストに表示された段階でそれぞれがどのような特徴を持っておりどのように違うのかが、詳細を比較する段階でも簡単に理解することができ、設計者、施工者の方の選択、またお施主さんへの説明でも役に立ちます。

是非使ってみてください。

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