コンクリートと断熱材の間の結露が気になる truss

RC造で内断熱を行う場合のこと。

 

コンクリートと断熱材の間に隙間があると室内の湿気も入り込むので、冬場、冷えたコンクリートの表面で結露がおきないか気になります。

 

そこで、生コンクリートを打設する前に、型枠内に断熱材を仕込んで生コンクリート流し込んだときに密着する断熱材を検討することも多いと思います。これを”RC打込”と言います。

固形の断熱材を製造しているメーカー(押出法ポリスチレンフォームを製造しているダウ化工やカネカケンテック、JSP)、フェノールフォームを製造している旭化成建材、積水化学工業等はこの”RC打込”に対応した製品を発売しています。

建材選択クラウドtruss(トラス)では製品の特徴で該当する商品だけを絞り込むことができます。

“RC打込”のみを表示してみます。

 

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[ これは 建材選択クラウド truss の断熱材検索画面です。]

 

上記が”RC打込”の特徴を持つ製品になります。断熱材はかなり製品が多く、何も条件を設定しないとかなりの点がグラフ上に表示されるのですが、だいぶ少なくなりましたね。全体の製品の中でどのくらいの製品が対応しているのかが感覚的にわかります。

上記グラフにある水色の点は押出法ポリスチレンフォームの製品になります。”スタイロフォーム(ダウ化工さんの製品の商標です)”で有名ですよね。建築学科出身の方や現在設計事務所で働いている方はボリュームスタディをする場合等によく使ったと思います。
押出法ポリスチレンフォームには、熱伝導率が異なる製品のラインナップがあり、当然ながら性能が良くなる(熱伝導率が低くなる)と当然単価もあがることがわかります。

 

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黄色い点はフェノールフォームになります。灰皿等に使われるプラスチックのような樹脂で燃えないことが特徴になります。むしろ高熱になるほど強度が増すようです。

フェノールフォームではその断熱材の表面に不織布を貼り付ける加工をした製品がRC打込に対応しているようです。

 

rc_3

通常は過去の慣習から押出法ポリスチレンフォームを選択してしまうと思いますが、建材メーカーの皆さんは日々新しい製品を開発されており、自分の過去の感覚が一番正しいわけではない場合もあります。

建材選択クラウドtruss(トラス)では簡単にこのような条件毎の建材の選択肢を見つけて比較することができるので、より良い選択肢を見つけられる可能性もかなりあります。是非建材選択の際にはこまめに確認してみてください。これまでは過去に使ったものが頭に入っていて、普段閲覧するカタログも決まったメーカーのものになってしまっていることが多いと思うのですが、カタログを見ずにすぐに現在発売されている製品の全体像が見えることは新しい選択の可能性を開いてくれるはずです。

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