【旭化成建材】アートミュール『MONE(モーネ)』誕生~ALCの良さを活かし、マイカ煌めくこだわりの意匠~ / 他 四国化成工業新製品追加 Kikuchi Mie

パネルから塗装まで一貫した施工体制で高耐久を実現!

 株式会社トラスの広報担当です。
 この度広報部は、建材検索サービス「truss」に掲載していただいている建材メーカー各社の素敵な商品を、取材形式でピックアップしていく企画を展開していくことになりました。
 第4弾は【旭化成建材株式会社】さんです!

旭化成建材のALC『ヘーベル (HEBEL)』は、戸建住宅から高層ビルまで、幅広い分野の建築に採用されています。

そんな、日本を代表するALCメーカーの旭化成建材株式会社さんより、パネルから塗装までコーディネートされたアートミュールの3つ目の商品『モーネ (MONE)』が凄い!というお話を伺い、トラス広報部はさっそくその商品についてインタビューさせていただきました。

インタビューに答えてくださったのは、住建事業企画部の新家谷氏、東京ヘーベル営業部の山口氏です。そして、撮影を兼ねて訪問させていただいた東京・神保町にある『建材Gallery』が昨年末にリニューアルオープンされたということで、ギャラリーの「館長」こと、東京ヘーベル営業部の佐藤氏にもお話を伺いました。

左から佐藤さん、住建事業部 東京ヘーベル営業部 山口さん、住建事業企画部 新家谷さん(PC上にて)

ー『モーネ (MONE)』もその一つですが、アートミュールというのはどういった商品なんですか?

【山口】ALCパネルの形状から塗装を専用設計し、ヘーベルパネル工事から塗装工事までをヘーベル販売施工店(以下「販売店」)で受注する一貫体制を整えた、高意匠、高品質、高耐久のヘーベル塗装システム商品です。


ー基材のALCはヘーベルをつかってらっしゃるんですよね?

【山口】はい。パネル厚さ100mm以上のヘーベルに加え、50mmのヘーベルライトがあります。

ーということはパネル工事から塗料工事まで安心して発注できる商品がアートミュールということですね?


【山口】はい、その通りです。

ー2018年に発売されたという第3のアートミュール『モーネ (MONE)』のご説明の前に、アートミュール『ベルノ』と『シセラ』についてご説明いただけますか?

【山口】アートミュールシリーズは『ベルノ』『シセラ』『モーネ』の順に発売しており、どれも三文字で統一しております。『ベルノ』は第1のアートミュールで、シャープなパネル目地形状と表面平滑性にこだわり、専用設計された高品質なアクリルシリコン塗装までをヘーベルの販売店が受注すると言う業界初の塗装システム商品です。

『ベルノ』フラット 光沢感のある塗料であることがわかる

【山口】塗料としてはツヤ感、光沢感があるアクリルシリコン樹脂塗料になります。また、特注色にも対応可能です。塗料の設計上の耐久性は15年の商品です。
第2の『シセラ』はシリコンレジンとアクリルシリコンのハイブリッド塗料で、ツヤのないシックなテクスチャーです。塗料の設計上の耐久性は30年の商品になります。

『シセラ』フラット 艶消しの意匠性、マットな塗料であることがわかる

【山口】アートミュールはシーリング部分も一緒に開発することで、高耐久を実現しました。

ーどんなシーリング材なんですか?

【山口】『ベルノ』は4つのブランドの推奨シーリング材を、『シセラ』『モーネ』はミュールシールという名前の専用シーリング材を指定させて頂いています。いずれも、シーリング材の上に施したアートミュール塗装でシーリング材を保護する構成で、耐久性も向上させています。これは露出型のシーリングには無い特徴です。

ー『ベルノ』より高耐久にするために、『シセラ』からは専用のシールを作ったんですね。

【山口】そうなんです。塗料は耐久性を高くする場合、無機質の材料を樹脂の中に多く混入します。無機材料は紫外線のエネルギーを受けても劣化しないんですが、その分硬くなります。柔らかいシーリングの上に硬い塗装をすると相性がかなり悪くなってしまい、シーリング上の塗膜が割れる恐れも高くなってしまいます。つまり、塗膜の耐久性だけを高くしても、ヘーベルパネルは地震時に動きますから、シーリングの上の塗膜には柔軟性も必要になります。地震に対してロッキングするヘーベルだからこそ、塗膜とシーリングの双方に対して、耐久性と柔軟性を兼ね揃える必要があり、そのために開発されたのがミュールシールです。これを指定させてもらっているのが『シセラ』と『モーネ』です。

ーなるほど、それでアートミュールシリーズはパネルからシーリング、現場塗装まで一貫して決まった施工体制なんですね。

【山口】そうですね。高耐久の実現となるとシーリング材、塗料まで一体の品質でないといけないと考えます。

ー『モーネ (MONE)』の魅力について教えてください。

【山口】まず一つ、耐久性です。中塗りとトップコートともアクリルシリコン樹脂のダブルアクリルシリコン仕様です。アクリルシリコンを2重とすることによって塗料の設計上の耐久性を30年としています。そしてマイカなどの色粒を混入し、ムラにならないことを意識した意匠性、最後に一貫した施工体制です。『モーネ』に限らず、アートミュールは、塗装工事までをヘーベルの販売店さんに請け負ってもらっているんです。販売店さんの元で指定の塗装業者が塗装工事を行う事で、責任が明確になります。パネルの傷補修や塗装のムラなどのリスクがあることを知っているので、安心して任せられます。もちろん、塗装仕様も塗料会社と共同で開発してきました。塗料や塗装方法まで開発しているからこそ、より高耐久で意匠性の高いものが施工できます。

『モーネ』を使った建物

ーあ、では本当に一貫して塗装の仕方まで開発しているということですね。塗装の仕様開発をしてらっしゃるというのはびっくりです。

【山口】そうなんです。実際の施工現場で塗料メーカーや塗装業者と一つ一つ確認しながら開発していきました。そういった試行錯誤を経て新しいシステムを作り上げていきました。

ー『モーネ (MONE)』の開発に至った経緯を聞かせてください!

【山口】今までのアートミュールのコンセプトと違って、もっとヘーベルとしての特徴を伸ばしたい、それに映えるような塗料を開発したい!という気持ちで開発しました。
ヘーベルはライン状に切削加工したデザインパネルや斫り加工を施した石材調のジーファスパネルなど、コンクリート製品にはできない製品が多くあります。この「ヘーベル」としての特徴を伸ばし、それに映えるような塗料を開発したいということです。

『モーネ』ジーファス

ーどうしてALCの特徴を活かす方向性に決めたんでしょうか?

【山口】時代のニーズに沿っていきたいという思いがありました。建物自体が複雑に高意匠化していっています。平滑な製品はコンクリートパネルや金属板などもありますが、平滑だけではつまらない。ヘーベルの特徴を活かした質感にこだわった意匠性のあるものを出したいと思いました。

ー開発段階での苦労などはありましたか?

【山口】ヘーベルの表面性状を生かし、施工のムラを押さえながら濃色にも対応できる塗料の開発です。濃色って結構ムラになりやすいんですよね。
『モーネ』はマイカなどの様々な色粒を配合して非単色にしています。非単色にすることで、ムラを緩和しながら濃色寄りにできたりします。

『モーネ』ラフフラット(上)ジーファス(下)

ーなるほど、これはマイカ(雲母)が煌めいていますね

ー施工での特徴というか、変わった点などありますか?

【新家谷】施工の手順として、アートミュールはミュールベースという下地処理を当社の工場内で行います。フラットパネルは平滑処理をすると同時に防水性を高める効果があります。
下地処理をしたパネルを販売店が現場で建物に施工します。シーリング施工をした上に、塗装指定工事店が中塗りおよびトップコートを施工します。

パネルそのものの取付工事をするときも、アートミュールということで販売店さんがより注意をして取り付けていただけます。もちろん、一般のヘーベル同様にたとえ現場で欠けたとしても補修で復元できますが、これもアートミュールの強みの一つです。

ー一貫して施工をしていただくことの強みですね

【新家谷】はい。一貫施工体制なので、仕上がった外壁の見た目まである意味販売店さんの施工品質に入る、ということですよね。外観は建物全体の印象を決めますので、そういった意味ではトータルで見ると建物のオーナーさんとかゼネコンさんからしても、一貫して旭化成の販売店が塗装工事を行うというのは信頼感に繋がるとおもいます。

ー工費や工期に、通常のALCと違いはありますか?

【山口】工費に関しては高くなります。塗料によっては一概に言えないのですが、一般的なアクリル系の塗料と比べれば当然高くなってしまいますが、意匠性と耐久性を考えるとコストパフォーマンスは高いと思います。

ー値段っていうのは、取り付けてシーリングして塗料を塗って、というのをすべて含めたものですよね?

【山口】そうです。一般的に塗装工事は別見積もりになります。
工期は特に通常と違いはありません。ただ、アートミュールは工場で下地処理を行っていますので、現場での手間は省けます。

ー『モーネ (MONE)』を今後どういった建物におススメしていきたいですか?

【山口】テクスチャーにこだわった物件に使ってほしいですね。。高級感のあるザラッとした質感で、濃色も用意しました。高耐久なので、建物全体でライフサイクルコストを抑えたいという物件にもお勧めです。もちろん、ファサード部分やエントランスとかベランダの壁などのアクセントに。

【新家谷】私が設計事務所さんなどでお話させていただくのは、近くで見て評価していただける塗料だという点です。光が当たってこう煌めいて、というのは近くで見てわかる部分があるので。大きいビルやホテルで全面に使うというよりは、教育施設、保育園や幼稚園、オシャレな共同住宅など、市街地にあるパネルの良さを見れるような建物に向いてます。そういうのに使っていただけたらいいなと。かつもちろん、アクセント使いもできますし。

【新家谷】この物件などは『モーネ』が使われていますね。白い部分は『シセラ』が使われています。

ー次に作りたいものなどはありますか?

【山口】あるんですけど、ちょっとこれは言えないんです。期待しててください!
新家谷さんと二人でやり始めたものがあるんです。まだ公開できるものではないんですが、中長期の開発なので。プレスリリースの時にはぜひ!

【新家谷】ALCっていうのはそもそもコストパフォーマンスがすごく良くて、安全性が高くて安心感のある素材なんですよ。で、そこに加えて意匠性っていうことも、これから訴えていくことで、設計者さんたちの選択の幅がぐっと広がるわけです。我々はお客様のために開発してますから、より建物のコストを抑えつつ意匠性を高くすることができて、環境とか地域との調和みたいなもの、街づくりに貢献していきたいんです。設計者さんのみなさんに寄り添う、ALCメーカーであり続けたいんですよね。
裏面の、見えないところだけヘーベルを使われることは非常に多いんですよ。ファサード面は押出成形セメント板とか金属パネルが使われているんです。それが私はとても悔しくて、そういうことも含めてヘーベルで意匠性の高いものを作っていく!というマインドがあるんですよね。

ー旭化成建材として、これからの展望などありますか?

【山口】旭化成建材のスローガンは「私たちは良質空間を追求し、グッドマテリアルを通じて、未来を見据え新たな価値を創造するNEO-KENZAI COMPANYを目指します」です。ALCを作るだけではなくて、いい空間、いい建物、を作るために、商品を通じて貢献していくということです。これからも多彩な商品・サービスを通して新しい価値の提案に努めていきたいと思います。

~旭化成建材の神保町『建材gallery™』について~

今回のインタビューは、昨年末リニューアルオープンしたという旭化成建材の神保町建材ギャラリーにて行いました。ギャラリーには旭化成建材の多くの製品が展示されています。
また、2021年10月12日より、当社Webサイト上で新しい「建材gallery™」をご覧いただけるバーチャルギャラリーも公開されました。

1.    ショールーム「建材gallery™」について
リニューアルした「建材gallery™」は、ご来館いただいたお客さまに「ヘーベル™」の歴史を理解し、素材を選んでいただける場所を提供します。
また、建築主さま、設計者さま、施工者さまなどのお客さまへのプレゼンテーションやお打ち合わせ、当社主催の研修・勉強会などさまざまなビジネスシーンに活用していきます。

黒色と木目調の壁や床面を用いた落ち着いた空間に、実大の各種「へーベル™」パネルを並べた「ヘーベル™ウォール」や、性能を体感いただける「ヘーベル™体験コーナー」、また、「HEBEL™」の文字が天板に彫り込まれた「へーベル™テーブル」などを設置しています。
また、最新の製品情報も豊富に取り揃え、高い意匠性・耐久性を特長とする「アートミュール™」シリーズ、金属パネルの下地材として優れた性能を発揮する「ヘーベルデュアルウォール™」、パネル表面に自由なデザインを切削できる「ヘーベルNCフリーデザインパネル™」など、多彩な製品サンプルを展示しています。


2.    建材gallery™の概要
旭化成建材株式会社 ショールーム「建材gallery™」 (www.akkgallery.com)
   所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-27(東京堂神保町第2ビル)

<ご計画中の建築種別(製品種別)により、営業時間・ご予約方法が異なります>
①    木造建築をご検討のお客様(主な製品「ヘーベルパワーボード™」)
   営業日: 月・火・木・金・土 ①10:00 ②13:00 ③15:30
         (休業日)水曜、日曜、祝日、年末年始ほか当社指定休
   利用方法: お電話による完全予約制(ご予約受付電話番号:0120-787-157)

②    鉄骨造建築をご検討のお客様(主な製品「ヘーベル™」)
   営業日: 平日(月~金)   ①10:00 ②13:00 ③15:30
         (休業日)土曜、日曜、祝日、年末年始ほか当社指定休
   利用方法: 専用Webサイトによる完全予約制
(ご予約用サイト:https://www.akkgallery.com/reservation/input.html)


3.「建材gallery™」バーチャルギャラリーについて
本日(10月12日)より当社Webサイト上で「建材gallery™」の展示内容をご覧いただくことができます。さらにバーチャルギャラリー内に設置されたピンから各製品の案内ページや、動画・Webツールへのスムーズなアクセスが可能なため、時間や場所を選ばずに「建材gallery™」をご活用いただけるようになります。



『建材galleryTM』は現在新型コロナウィルス感染拡大を鑑み、事前予約制とのこと。来館の際には、予め専用WEBサイト、または、電話にて予約が必要です。実際に見て、触って、確かめることができる有意義な場所として、ぜひ、多くの建築関係者の方々に足をお運び頂ければと思います!


《NEW》新カテゴリー『門扉』に四国化成工業の製品を新規追加しました。

品質とお求めやすさを追求した形状門扉の決定版!
『クレディ門扉』

豊富なスタイルとサイズバリエーション。
施工条件に合わせたプランが可能です。
安全性の高いシリンダー錠も採用。